TwitterやFacebook、それらと連動できる位置情報サービスなど、常にインターネットにつながっていてその瞬間、瞬間の情報を手に入れられるようになった。瞬時に情報が得られる状態が「当たり前」の世代も増えてきた。この状態は、いったいなんなのだろうか。何かが確実に変化していると感じる。その漠然とした「何か」を考察したのが本書だ。
キーワードは「リアルタイム」。携帯電話やスマートフォンなど、どこからでもインターネットにアクセスできるデバイスの普及にともない、データの方から手元のデバイスに飛んできてくれる技術(プッシュ)が発達した。また、Twitterなどユーザー自ら情報を発信できるサービスが充実したことにより、個人の生活が変わり、社会が変わろうとしている。
その様子が、外からの視点で冷静にまとめられ、自分で体験しているにもかかわらず、ゾクゾクするような、わくわくするような興奮を感じた。
必ずしも、すべての人がリアルタイムの情報が必要なわけではないかもしれない。しかしリアルタイムでの情報のやりとりが、凄まじい勢いで実際になされていることは知っておく必要があるのではないだろうか。ある日突然、リアルタイムの情報が必要になることは十分にあり得るのだから。
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