情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)とJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月24日、CollabNetが提供するプロジェクト管理ツール「CollabNet ScrumWorks Basic」に認証情報取り扱いに関する問題が確認されたと「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。
CollabNet ScrumWorks Basicは、サーバとクライアントの間では認証情報が平文で通信されている。この際、暗号化されていないJavaオブジェクトを使用するが、Javaオブジェクトにはサーバの認証情報が含まれている。また、認証情報は内部データベースに平文で格納される。
この問題により、製品にアクセス可能または通信を傍受可能な第三者によって、認証情報を閲覧される可能性がある。CollabNetによると、同製品に暗号化機能を追加する予定はなく、「CollabNet ScrumWorks Pro」を使用するよう推奨している。CollabNet ScrumWorksへのアクセス制限と通信内容を暗号化することで、問題の影響を軽減できるとしている。
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