ベリサインは同日、2010年12月のベリサインシールに関連したアイトラッキング調査の結果も発表している。この調査は、エンドユーザーの視線を測定することで、エンドユーザーがウェブページのどの部分に注目しているのかを視覚的に調べるというものだ。
調査はGoogleやYahoo!、Bingでの検索結果にベリサインシールが表示される場合と表示されない場合、それぞれの目の動きを比較し、エンドユーザーの目の動きが顕著に異なることが明らかになっているという。
ベリサインシールが表示されない場合は、目の動きはウェブページのさまざまなところを移動している。それに対して表示される場合は、ベリサインシールが表示されているリンクとベリサインシールに集まっている。GoogleやYahoo!、Bingのどれもが同じような結果になっているとしている。
ベリサインではセキュリティの意識調査も同時期に展開しており、「消費者は、視覚的にウェブサイトの安全性を通知してくれる検索エンジンがあれば、そうした検索エンジンを優先する傾向があることが判明している」(安達氏)と説明。アイトラッキング調査と意識調査の結果から、ウェブ検索では「ウェブサイトのセキュリティを視覚的に表示する必要性が求められている」(安達氏)という状況があるとしている。
ベリサインシールに関連して、表示させるまでの所要時間の改善を図ったことも同日に発表されている。最大で78%の改善が図られたという。
ベリサインセキュアドシールは現在、世界145カ国10万以上のウェブサイトで掲載されており、1日の表示回数は5億回を突破していると説明。ベリサインシールを表示するためのシールサーバはこれまで「北米中心に設置されていた」(安達氏)という。
ベリサインの親会社である米Symantecが、保有する世界各地のデータセンターにシールサーバを新たに配置して、地域別に最適なパフォーマンスを提供できる体制を整えている。今回の表示パフォーマンス改善は、こうした施策の結果だ。
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