富士通は1月12日、個人向けパソコン「FMVシリーズ」計9シリーズ22機種を1月20日より販売すると発表した。
新ラインアップでは、第2世代インテルCoreプロセッサを10機種に搭載。春の新生活を意識し、ノートPC「LIFEBOOKシリーズ」では室内でメインPCとして使え、モバイルにも役立つ1台2役の「SHシリーズ」を用意した。
顧客満足度調査によれば、15.6型ノートPCの不満点としてバッテリ、軽さ、小ささ、薄さといった点が挙げられたという。13.3型の「SH76/C」(価格未定、提供時期2月下旬)は最新の「インテル Core i5-2520Mプロセッサ」を搭載。「モバイルWiMAX」にも対応する。ハイビジョンムービーの再生や編集ができ、約11時間駆動のパワーを持ちながら、重さは約1.52kgに抑えたという。「天板からの全面加圧試験」もクリアした堅牢性を持ち、200kgの加圧に耐えられるとして役員自らやスタッフ、モデルらがPCに乗るパフォーマンスを見せた。富士通執行役員の齋藤邦彰氏は「一切の妥協はない製品」と自信を見せる。
デスクトップPC「ESPRIMOシリーズ」では、液晶一体型の「FHシリーズ」「EHシリーズ」全機種で地上デジタル放送に対応するなどし、「地デジPC」を強化した。FHシリーズには、3Dメガネをかけずに3D映像を楽しめる23型ワイド液晶のグラスレス3Dモデル「FH99/CM」(26万円前後、2月25日発売)が追加された。これは、専用パネル「3Dコンバージョンパネル」をディスプレイに装着することにより、グラスレスで3D映像を楽しめるというもの。パネルを外せば通常のPCとして使用でき、専用のパネルラックも付属する。
今回発表された製品と価格は下記のとおり。
「AH77/C」(19万円前後、1月20日発売)には最新クアッドコアCPU「インテル Core i7-2630QM プロセッサ」、「AH58/CM」「AH56/C」(いずれも2月下旬発売)ではインテル Core i5-2520M プロセッサを搭載した。AH77/Cは、「インテル ワイヤレス・ディスプレイ(インテル WiDi)」にも対応し、ワイヤレスでPCの画面を大画面テレビに表示して楽しむことができる。AH58/CMは「長時間10倍録画」と、3D機能に対応。パナソニックのデジタルビデオカメラや富士フイルムの3D対応デジタルカメラの3D写真表示に対応した。
フルハイビジョン(1920×1080)の大画面17.4型ワイド液晶を搭載。継ぎ目のない「フルフラットファインパネル」が特長だ。インテル Core i7-2630QM プロセッサを搭載し、長時間10倍録画も対応する。スピーカー×2、ツイーター×2、サブウーファ×1で構成する「3ウェイ5スピーカー」システムと、DTSサラウンド「DTS Surround Sensation | UltraPC」により、迫力のある大画面とサウンドでデジタル放送を楽しめるとしている。
14型ワイド液晶を搭載したコンパクトサイズ。「AMD Athlon II デュアルコア・プロセッサ P340」を搭載し、SD画質の画像を高画質に再生できる「くっきり機能」を搭載している。
メインPCとしてのパワーとモバイル性を高め、1台2役をコンセプトにしたPC。モバイルWiMAX対応で、モバイル・マルチベイ構造により、DVDやCDなど用途に応じてユニットを交換できる。価格は10万円強〜で、1月20日より順次発売する。
「PH74/C」(13万円前後、2月20日発売)は12.1型ワイド液晶を搭載し、CPUにはインテル Core i3-2310M プロセッサを搭載した。高速起動にこだわり、OSの起動は約40秒。従来の機種と比べて約半分になったという。モバイルWiMAXに対応する。11.6型ワイド液晶を搭載した「PH50/C」(8万円前後、2月3日発売)は、グラフィック性能にすぐれた最新のデュアルコアAPUを搭載し、筐体色はシャイニーブラック、ルビーレッド、ナイトブルーの3色をそろえた。
大容量バッテリを搭載していても、背面がすっきりとしたデザインを特長とする。モバイルWiMAXに対応し、筐体色もルビーレッド、アーバンホワイト、モカブラックの3色から選べる。有線/無線LANを経由して、もう1台のPCのDVDドライブを利用できる機能を備えた。価格は5万円強〜、1月20日より発売する。
新たにEHシリーズを加え、液晶一体型全機種で地上デジタル放送に対応。「FHシリーズ」全機種でダブル録画に対応する。FH99/CM、「FH98/CM」(25万円前後、1月20日発売)、「FH76/CD」「FH58/CM」(いずれも価格未定、2月上旬発売)「FH55/CD」(19万円強、1月20日発売)は、地上・BS・110度CSデジタル放送をどの組み合わせでも2番組同時に長時間録画できる長時間10倍ダブル録画に対応。録画番組を携帯電話に書き出して外でも楽しむことができる「ケータイ書き出し」機能も搭載した。大容量約2テラバイトのHDDを搭載したモデルも用意されており、最大約1798時間の録画が可能という。
ディスプレイやキーボード、マウスに至るまで黒色の筐体を採用した「DH77/C」(20万円前後、1月20日発売)は、インテル Core i7-2600 プロセッサを搭載し、快適な操作性を実現するとしている。Blu-ray Discドライブを搭載し、フルハイビジョンを超えるWUXGA(1920×1200ドット)に対応した大画面24型ワイドSUPER Full HD液晶で迫力のある映像を楽しむこともできる。メモリスロットを4スロット搭載し、最大16Gバイトまで増設可能だ。
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