米連邦通信委員会(FCC)は米国時間12月23日、ネット中立性に関するルールを公開した。このルールは今週、同委員会の投票で承認されたもの。今回初めて明らかになった項目では、モバイルワイヤレスプロバイダーが、自社の音声サービスやビデオテレフォニーサービスと競合するアプリケーションを遮断することは禁止されている。Skypeをスマートフォンで利用できるようにするかどうかという議論において、FCCは事実上Skypeの側についたことになる。
ブロードバンドプロバイダーにお金を払って競合他社よりも自社のトラフィックを優先するよう依頼することは、以前は合法かどうかがあいまいだったが、今回実質的に禁じられた。
そのほか、インターネットプロバイダーは、「経済に悪影響を及ぼす」ような著作権侵害行為をはたらくユーザーをブロックできる。ただしFCCは、この権限がどの程度まで適用されるかについては定めていない。また、モバイルプロバイダーは「法に違反していない」ウェブサイトや「競合する」サービスへのアクセスを遮断することは禁じられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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