NHN Japanとマイクロソフトは12月13日、オンラインゲーム事業で協業したことを発表した。2011年1月17日に予定されているポータルサイト「MSN」のリニューアル時に、両社共同で新しい「MSN ゲーム」を開設する。
リニューアルしたMSN ゲームはNHN Japanが運営するゲームポータルサイト「ハンゲーム」のゲームコンテンツを採用。ほかのユーザーと交流できるソーシャルゲームのほか、パズルゲームやカードゲーム、ロールプレイングゲーム、アクションゲームなどを基本無料で楽しめる。既存のハンゲーム会員と一緒にゲームすることも可能だ。
サービス開始時は約100タイトルをそろえ、その後もハンゲームから随時タイトルを追加していく予定。利用者同士がアバターやブログ、チャットなどを使って交流できる機能も提供する。サービスへのログイン時の認証にはマイクロソフトが提供するWindows Live IDを利用する。Windows Liveメッセンジャーのアバターにハンゲームのアバターを採用するといった他サービスとの連携も実施するという。
MSN ゲームにおける両社の役割は、NHN Japanがゲームコンテンツの開発、調達、運営で、マイクロソフトがMSN ゲームへの利用者誘導、サイト内の広告販売となる。サイトの運営とマーケティングは両社共同で行う。NHN Japanはマイクロソフトとの協業によって、ハンゲームの利用者増と年齢層の多様化を図る。一方のマイクロソフトはソーシャルゲームをはじめとするゲームサービスの拡充により、接触時間の増加、それによる広告価値の向上を目指す。
またリニューアル後のMSNはトップページに、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「mixi」、SNS「Facebook」、ミニブログ「Twitter」にログインし、更新情報を確認できる機能を設置する。ぞれぞれ個別のサイトを訪問しなくても、MSN上からチェックできるようになる。さらに産経新聞社の協力を得て、「産経フォト」というコーナーを設ける。ニュースの写真を軸に、プロカメラマンと共に写真を学ぶためのコンテンツやユーザーからの投稿コンテンツなどをそろえる。
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