WikiLeaksを妨害しているとみなされる企業や団体のウェブサイトに対して分散型サービス拒否(DDoS)攻撃を展開してきたAnonymousグループは、現地時間12月10日に声明(PDFファイル)を発表し、動機や組織について語った。その中でAnonymousは、「Anonymousはハッカーのグループではなく(中略)、普通のインターネット市民であり、われわれの動機となっているのは、日々目撃する小規模および大規模な不当な扱いにうんざりしているという集合の意識だ」と述べている。
Anonymousによれば、同グループは個人情報やクレジットカード番号を盗むことは意図しておらず、MasterCard、VISA、PayPal、Amazon.comといった企業の重要インフラを攻撃するつもりはないという。同グループによる「Operation: Payback」の目的は、「WikiLeaks、およびWikiLeaksの運用能力を低下させるために上記企業が用いた不正な手法に対して、関心を高める」ことだという。
Anonymousは先週、MasterCardとVISAのウェブサイトをダウンさせた。同声明によれば、WikiLeaksのホストを停止したAmazonを攻撃対象としたいという「要望」もあったが、「人々が愛する人へのプレゼントを購入する時期に大手オンライン小売店を攻撃するというのは悪趣味である」ため、攻撃を実行しなかったという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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