内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)は12月7日、重要インフラの分野横断的演習「CIIREX 2010」を12月13日に三菱総合研究所で実施すると発表した。
CIIREX(Critical Infrastructure Incident Response Exercise)は、国民生活や企業活動の安全・安心を確保するため、IT障害発生時の重要インフラサービスの維持や早期復旧に役立てることを目的に2006年度から実施している。今回で第5回目となる。
CIIREX 2010は前回に引き続き、分野横断的な官民の情報共有や連携体制の検証を実施する。加えて新たに一部の事業者が自職場から参加する自職場演習も実施する。検証課題として「通信障害発生から解消までの技術的対応」「関係部署・外部事業者との連絡のあり方」「事業継続計画(BCP)の発動基準」などを挙げている。
情報通信や金融、航空、鉄道、電力、ガス、行政サービス、医療、水道、物流の10分野の重要インフラ事業者が参加する。政府からは金融庁、総務省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省、NISCも参加。合計130人程度が参加する予定としている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス