ソフトバンクテレコムは12月8日、企業向けクラウド事業で米Googleと提携すると発表した。ソフトバンクテレコムが提供する企業向けクラウドサービス「ホワイトクラウド」において、2011年2月1日より「Google Apps for Business」を提供する。ソフトバンクテレコムはCNET Japanの取材に対し、「お互いの強みを活かしてさらに質の高いサービスを提供することで、ユーザーのニーズに応えられる」と提携についてコメントしている。
インターネットを経由しないセキュアな環境を実現するため、ソフトバンクモバイルのAndroid搭載スマートフォンとGoogleのサーバを直接携帯電話網でつなぐ形で提供する予定。料金は年額6300円、または月額525円となる見込み。Google Apps for Businessを月額料金で提供するのは同社が「世界初」(ソフトバンクテレコム)という。
ソフトバンクテレコムは今後、Google Apps for Businessをホワイトクラウドの主力サービスとして提供するほか、提携に基づいたサービスラインアップを順次拡充していく。また企業向けに、ソフトバンクモバイルが発売するAndroid搭載スマートフォンとGoogle Apps for Businessのセット販売も予定しているという。
今回の提携でソフトバンクテレコムは、専任のセールスマーケティング、テクニカルサポート、導入支援サポートなどの組織を編成し、国内企業向けにサービスおよびサポートを提供する。また、Googleもソフトバンクテレコムをサポートする専任組織を編成する。「(両社が専任組織を持つのが)国内のGoogle Appsの販売代理店との最も大きな違い」(ソフトバンクテレコム)
Google Apps for Businessは、25Gバイトの「ビジネス向け Gmail」やスケジュールを共有できる「Googleカレンダー」、文書やプレゼンテーションを共同編集できる「Googleドキュメント」などを、1ユーザーあたり年額6300円で利用できるサービス。
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