ジャストシステムは12月7日、ワープロソフト「一太郎2011 創」を、2011年2月10日に発売すると発表した。
一太郎2011 創のコンセプトは、「使って楽しい、心地いい、つながる、進化するワープロ」だ。ユーザーインターフェースを一新し、背景には木目調のデザインを採用。「これまでは効率優先の事務机だったが、新たな付加価値として書斎机のような空間を目指した」という。
今回の目玉となる機能が、搭載した一太郎ソーシャルプラグインシステム「ソプラ」だ。Twitterなどのウェブサービスやポメラなどの外部機器との連携が可能になる。たとえば、プラグイン「ソプラ twitterツール」を経由し、気になるツイートを一太郎の文書に取り込んだり、Twitterクライアントとして利用したりできる。まずはTwitter、ポメラ、辞書引きの連携機能からスタートし、2011年4月にはFlickr、6月にはEvernoteに対応するとしている。
一太郎2011 創(2万1000円)の上位版として、音声の読み上げソフト「詠太」と「新ゴ」「リュウミン」などのモリサワフォントを搭載した「一太郎2011 創 プレミアム」(2万6250円)、さらに「一太郎ポータブル with oreplug(オレプラグ)」を同梱した、最上位版の「一太郎2011 創 スーパープレミアム」(3万4650円)がラインアップする。
プレミアム版は従来のオフィス統合ソフト「JUST Suite」に相当するもの。いずれのモデルにもグラフィックソフト「花子2011」、音声読み上げに対応したメールソフト「Shuriken 2010」、PDFソフト「JUST PDF 2」を搭載し、スーパープレミアム版には表計算ソフト「三四郎2010」とプレゼンテーションソフト「Agree 2010」が搭載される。なお、個人向けのラインアップにはないが、法人向けのライセンス製品として「JUST Suite 2011」は販売される。
詠太は、HOYAの「VoiceText」を搭載し、スムーズな読み上げを特長とする。作業の効率化や、作成した文章のチェック、文字の見えにくい人に活用してもらえるとしている。モリサワフォントは、TrueTypeフォントの暗号化技術により、一太郎など特定のアプリケーションでのみ使用できるもの。
一太郎ポータブル with oreplugは、USBメモリ内に簡易版の「一太郎 Portable」、ブラウザ「Firefox Portable」、メール「Shuriken Portable」、メモ「Ore Note」、日本語入力「ATOK oreplug Limited」を搭載。さらに、データセキュリティ機能やバックアップ機能などを備えている。単体でも発売し、価格は通常版が1万2768円、優待版が9776円。
搭載機能 | スーパープレミアム | プレミアム | 一太郎2011 創 |
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一太郎2011 創 | ● | ● | ● |
ATOK 2011 for Windows | ● | ● | ● |
詠太 | ● | ● | − |
新ゴ/リュウミン for 一太郎 | ● | ● | − |
ATOK連携電子辞典(大辞林、敬語のお辞典、ジーニアス英和/和英) | ● | ● | − |
花子2011 | ● | ● | − |
Shuriken 2010 | ● | ● | − |
JUST PDF 2 [作成・編集] | ● | ● | − |
一太郎ポータブルwith oreplug | ● | − | − |
三四郎2010 | ● | − | − |
Agree 2010 | ● | − | − |
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