“ダウンロード”雑誌掲載情報で、高い割合で無許諾配信の著作物を入手

 クロスワープは12月1日、2010年度の「著作権侵害に関するウェブサイトの調査」を公開した。簡易に入手可能な雑誌の情報をもとに、無許諾で配信されている著作物を一般ユーザーが簡単に入手することが可能となっている実態を調査した。

 調査対象はAmazon.co.jpで購入可能な書籍としており、書籍名に“ダウンロード”が含まれること、価格帯が0〜1500円であること、2009年10月以降に出版されたもの、売上数が上位のものとし、それぞれ出版社の異なる4種類の雑誌を選定している。4種類の雑誌に掲載されている61サイトの傾向に関して音楽とゲーム、コミックの3分野に属するコンテンツの流通状況を調査した。

 音楽では、9月第1〜3週のオリコンシングル週間ランキングの上位20位に入った楽曲39タイトルのうち、調査対象としたサイトから38タイトル(97.4%)を取得できた。ゲームでは、エンターブレインが発表した販売本数ランキング(9月20〜26日)30位以内のゲームタイトルのうち、23タイトル(76.7%)が取得可能。コミックでは、日本出版販売が発表したコミック販売数ランキング(8月1〜31日)の上位10位以内のコミックタイトルのうち、8タイトル(80.0%)を取得できた。

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