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ソフトバンク孫社長「Zyngaを得たものがトラフィックとユーザーを得る」

鳴海淳義(編集部)2010年12月01日 18時34分
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 ソーシャルゲームを開発する米Zyngaの日本法人ジンガジャパンは12月1日、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「mixi」向けに第1弾となるゲーム「ファームビレッジ」を提供開始した。ジンガジャパンのオフィスで開かれた会見には、同社代表取締役のRobert Goldberg氏のほか、ソフトバンク代表取締役の孫正義氏も登場した。

 ソフトバンクは7月にZyngaに1億5000万ドル(約137億円)を出資し、合弁会社としてジンガジャパンを設立した。会見で孫氏は、ジンガジャパンの本格的な日本展開について以下のようなエールを贈った。

ソフトバンク代表取締役の孫正義氏ソフトバンク代表取締役の孫正義氏

孫正義氏:最近、FacebookのページビューがGoogleを抜いた。そのFacebookの全体のトラフィックの約3分の1はZynga1社で叩き出している。もしZyngaがFacebookにゲームを提供していなかったら、Facebook自体のトラフィックは3分の1減っていたことになる。

 それほど大きな影響を与えるZyngaはどんな会社かというと、ソーシャルゲームに特化している。いままでのオフラインのゲーム、オンラインのPCゲームとまったく違い、自分の友だちとつながり合うから飽きない。コンピュータやバーチャルな敵と戦うわけではない。自分の本当の友達と日常会話をするように時間を過ごす。ゲームという媒介を通じて家族や友達との心の触れ合いを強化にする、まさにソーシャルの世界のゲームカンパニーであると認識している。

 その勢いは全世界のあらゆるプラットフォームに成長している。すでにFacebookでは圧倒的にナンバーワンだが、AppleのSteven Jobs、MicrosoftのSteve Ballmer、GoogleのEric Schmidtら米国トップのネット企業のCEOがZyngaにだけは特別待遇。Zyngaを得たものがトラフィックとユーザーを得ることになるからだ。もちろん、そのZyngaを日本ではソフトバンクが一緒に仲間として頑張っていく。

 ソフトバンクの立場でみると、これまではPCの世界があり、家の中でネットにつながっていた。あるいは携帯電話があり、小さな画面で外で1日中つながっていた。これからはそれに加えて、スマートフォンの世界でもっとZyngaが華やかに活躍する時代が来る。そしてスマートパッドで1日中どこにいてもZyngaのエキサイティングなゲームが楽しめるようになる。

 モバイルインターネットのこれからの姿は、そういった人と人のつながりなしでは成り立たないし、ソーシャルなしには成り立たない。そのソーシャルに花を添えるのがソーシャルゲームの世界。その分野で圧倒的ナンバーワンがZynga。私がソフトバンク自身の製品の発表ではないところに、自らやってくるというのは今までの経験でもほとんどない。それくらい大切な位置づけとしてZyngaをとらえている。これから大いに花開く、大いに成長するZyngaに期待してほしい。

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