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2011年に登場して欲しい3つのテクノロジー--すでに存在する要素技術から推測 - (page 2)

文:Patrick Gray (Special to TechRepublic) 翻訳校正:石橋啓一郎2010年12月02日 08時00分
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 より強力なハードウェアが必要な少数の人には、いくつかの「力仕事用」マシンを用意しておいて、ユーザーは必要な時だけそれらのマシンに自分の「コンピュータ入りスティック」を挿して使い、普段はもっと安いマシンを使ってもいいだろう。出張の多いビジネスマンの多くは、国中を飛び回るのに、フルサイズの重たいラップトップではなく、2gのスティックを持ち運ぶだけでいいとなれば、IT部門の担当者に泣いて感謝することだろう。

 これをいくつかの既存のセキュリティ技術と組み合わせれば、なくしてしまったUSBスティックを、次に挿した時に「自動的に消滅」するようにすることもできる。ソフトウェアをアップグレードするには、各ユーザーのスティックに新しいイメージを書き込むだけでよく、会社は「自分のラップトップを持ち込む」方針にして、ハードウェアの支給とメンテナンス作業を全部なくしてしまうことさえできる。

多重人格スマートフォン

 スマートフォンは現代生活には不可欠だ。わたしは2週間後に自分が行かなくてはならない場所や、親友の電話番号も、電話を見なければ分からないし、そんな人はわたしだけではないはずだ。スマートフォンが賢くない傾向にあるのは、ユーザーが何をしており、何故電話を使おうとしているのかを理解するという点だ。仕事中と終業後では、スマートフォンに表示して欲しい情報も、使いたい電子メールアカウントも、通知して欲しい情報もまったく違う。

 一部のスマートフォンはこの方向に進み出しているが、うまく実現していることは滅多にない。わたしの知る限り、GPSと位置情報を使って、スマートフォンが連絡先や予定、電子メールアカウントなどの基本的な情報の表示方法を変えている例はないし、これを簡単に設定できるものもない。わたしの使っているBlackberryの場合、メガネをかけて何時間も忍耐強く何百ものアラート設定を修正する必要があり、ほとんどの他のモバイルOSも、この分野では簡単すぎるか複雑すぎるかで、どれも異なる状況では異なる形でスマートフォンを使いたいというコンセプトを外してしまっているようだ。

 この概念をもう1段上のレベルに上げ、例えば映画館や博物館に入っていこうとするときに、スマートフォンの方から着信音をオフにしたいかと丁寧に聞いてきたり、受け取るメッセージを重要な連絡先からのものだけにフィルタリングするといったことも考えられる。

 上記の3つの製品は、主に既存の技術を統合して、いくつかのソフトウェアの魔法を加え、テクノロジーとの関係を変えるシステムを作るというものだ。多くの場合、われわれはかなりゴールに近いところにいる。少し磨きをかけて新しいハードウェアに移行すれば、Microsoftのタブレットプラットフォームに新しい生命の息吹を吹き込むことができるかも知れないし、Apple的な使いやすさがあれば、どこのバーや役員室でも多重人格スマートフォンが見られるようになるかも知れない。多くの企業が気付いているように、成功の鍵はやり方と使いやすさであり、必ずしも数多くの技術的な機能やひらめきではではないのだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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