エフセキュアは11月29日、産業オートメーション技術でのアプリケーションのセキュリティ研究の推進を目的に、Vaconとの協業を発表した。工場のオートメーションシステムを狙ったマルウェアである「Stuxnet」による一連のインシデントが協業のきっかけだという。
Vaconは、再生利用エネルギー産業と電動機器産業にACドライブを世界的に供給する製造販売メーカー。営業拠点を世界27カ国、開発拠点をフィンランド、米国、中国、イタリアに置いている。
Vaconが製造しているACドライブにStuxnetが直接感染するわけではないが、Vaconは一連のインシデントを重要な教訓としてとらえており、業界全体でStuxnetの脅威を自覚。産業オートメーション技術とデータ通信の各ドメインで脅威の認識、理解、ノウハウを深め、将来のリスクに備えるためにエフセキュアと協業し、同分野でのセキュリティの研究を推進することになったとしている。
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