「最大の障害は、Appleが非公開APIを使っていたことだった。そう、OS Xには非公開APIが山ほど使われている(中略)非公開APIが使われている分野として大きいのは、グラフィックスレンダリングだ」(Gosling氏)
あるケースでは、グラフィックスに関してApple流のやり方を可能にする「巧妙な表現」がJavaのグラフィックス仕様に盛り込まれていたという。同社は、画像のレンダリングにアンチエイリアス処理を求めていた。四角いピクセルで曲線や斜めの線を描くと輪郭がギザギザになるが、アンチエイリアス処理(アンチエイリアシング)というのは、中間色のピクセルを利用してその輪郭を滑らかにするグラフィックス技法で、何年も前から用いられている。Javaは、アンチエイリアシングありでもなしでもレンダリング処理が可能だったが、あるJava開発企業はAppleのやり方を受け入れなかった。
「ほとんどの開発企業は、アプリケーションを手直しして両方のケースに対応した。だが、ある開発企業はこの件に関してひどく反発し、Appleにアンチエイリアスなしのレンダリングを実装させた--これを受け入れざるを得なかったというのはみっともない話なのでAppleは秘密にしているが。『ある開発企業』とは、もちろんOracleのことだ」(Gosling氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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