グーグル、連絡先情報向けAPIの利用規約を変更--Facebookによるデータ開放が狙いか

文:Tom Krazit(CNET News) 翻訳校正:湯本牧子、吉武稔夫2010年11月08日 11時38分
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 TechCrunchは米国時間11月4日、GoogleがGoogle Contacts Data APIの利用規約にささやかな修正を加えたことに注目した。修正されたのは、外部サービスがユーザーにGoogleから連絡先データをインポートさせる方法について規定した部分だ。今後、こうしたサービスでは、データのエクスポートについてGoogleが処理するのと同様の方法で、自社ユーザーが連絡先データをエクスポートできるようにしなけらばならない。これはつまり、ユーザーに「Gmail」の連絡先をFacebookで連携させたければ、Facebookは方針を変更しなければならないということだ。

 Facebookは長い間、プライバシー上の懸念を理由に、ユーザーが連絡先データをエクスポートできるようにするという考え方を拒否してきた。ただし、写真など連絡先以外のデータをエクスポートすることは認めている。これに対しGoogleは、以前からデータの囲い込みをIT企業の大罪と考えており、データ開放プロジェクト「The Data Liberation Front」を立ち上げ、データのエクスポートを容易にするという考えを推進してきた。

 だが、Mathew Ingram氏がGigaOMで指摘しているように、Facebookは今や5億人のユーザーを抱えており、実際問題としてFacebookに規約の大幅な変更を迫るには、今回のGoogleによる利用規約の変更は若干遅すぎた。結果としては、FacebookユーザーがGmailの連絡先情報を使ってFacebook上で友人を探すことはできなくなる、というだけの話だ。ただし、米YahooやMicrosoftのサービスで使っている連絡先情報は今後も使用できるほか、Facebook上で検索して知り合いを探すことは可能だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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