ドイツに本拠を置くビジネスソフトウェアプロバイダーのSAPは、現地時間10月27日、2010年第3四半期の決算(9月30日締め)を発表した。利益は5億100万ユーロで、前年同期の4億4700ユーロから12%の増加となる。売り上げは30億300万ユーロとなり、前年同期の25億800万ユーロから20%増加した。
SAPの最高財務責任者(CFO)であるWerner Brandt氏は声明で「第3四半期にはすべての地域で成長が見られ、特に、米国と、アジア、ヨーロッパ、中南米の新興成長市場が好調だった」と述べている。
同社はまた、データベースおよびモバイルサービスを提供するSybaseを買収したことが成長に貢献したと認めている。SAPの共同最高経営責任者(co-CEO)であるBill McDermott氏は、業績報告の中で、「われわれはすでにオンプレミスおよびオンデマンドでソリューションを提供していた。Sybaseを買収したことで、われわれは業界で最も包括的な異機種混在モバイルプラットフォームを手に入れ、オンデバイスでソリューションを提供する能力が加わった」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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