ビクター、木の振動板を採用したウッドコーンオーディオにプレミアムモデル「EX-A250」が登場

加納恵(編集部)2010年10月13日 20時31分

 日本ビクターは10月13日、ウッドコーンウーファを搭載したオーディオシステム「EX-A250」を発表した。直販サイトであるビクターダイレクト限定モデルとして販売する。発売は10月下旬。直販価格は19万9800円になる。

  • 「EX-A250」

 EX-A250は、木製の振動板を採用したウッドコーンスピーカー「SX-WD250」(直販価格:10万5000円)、インテグレーテッドアンプ「RX-A250」(同:4万9800円)、DVDプレーヤー「XV-A250」(同:4万5000円)を組み合わせたオーディオシステム。それぞれ単品コンポとしても販売される。

 SX-WD250は、新開発の14.5cm「異方性振動板ウッドコーン・ウーハー」を搭載したスピーカーシステム。カバ材を使用した振動板の背面にチェリー材のシートを装着した異方性振動板を採用することで、伝搬速度を上下左右方向に高め、豊かな音場空間を再現できるとしている。

  • 異方性振動板ウッドコーン・ウーハーの裏側

 キャビネットサイズは高さ326mm×幅198mm×奥行き303mmで、底板部に3段7個構成の竹響板を扇状に装着。内部にはスプルース材とチェリー材の響棒を配置することで、ウーファとトゥイータの音のつながりや、広がりを高めたという。

 インテグレーテッドアンプRX-A250は、独自の音質改善技術「K2テクノロジー」を、新たにチューニングして搭載。iPod専用ドック端子も備え、別売のドッキングステーション for iPod「AC-RS5」を接続すれば、iPod内の音楽ファイルを再生することも可能だ。

  • ウッドコーンは木を日本酒に浸すことで、成型できるようになる。日本酒に浸さず成型すると右側の写真のように割れが発生してしまう

 DVDプレーヤーのXV-A250は、DVDオーディオ/ビデオ、音楽CDといったディスクの再生に対応。フロントにはUSB端子を装備し、USBメモリ内のMP3、WMA、WAVファイルなどの再生もできる。

 RX-A250とXV-A250は、本体サイズ高さ96mm×幅282mm×奥行き289mm(XV-A250は260mm)。シャンパンゴールドのボディに15mmのサイドウッドを配したデザインを採用する。サイドウッドは共振を抑える役割を果たしているという。底面には真鍮無垢のインシュレータを3点備える。

 全体の音作りは、音楽ソフト会社ビクターエンタテインメントが持つ録音スタジオ「ビクタースタジオ」とのコラボレーションによりチューニングしていったとのことだ。

 日本ビクターでは、東京丸の内のJVCケンウッド丸の内ショールームにて、10月22日、23日の2日間計3回にわたって、EX-A250の特別視聴会を実施。各回20人の予約制になる。申し込みはショールーム(電話:03-3213-8775)まで。

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