「Lhaplus」「K2Editor」「XacRett」に脆弱性--任意のコード実行される可能性

 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)とJPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月15日、複数のソフトウェアで実行ファイル読み込みに関する脆弱性が確認されたと「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

 対象となるのは、Schezo氏が提供する複数の圧縮ファイル形式に対応した圧縮・展開を行うソフトウェア「Lhaplus」、K2 Softwareが提供するテキストエディタ「K2Editor」、kMonos.NETが提供する複数の圧縮ファイル形式に対応した、圧縮ファイルを展開するソフトウェア「XacRett」の3種類。

 LhaplusのVersion 1.57以前、K2Editorのr.1.5.8以前、XacRettのversion #49以前のそれぞれのバージョンに、実行ファイルを読み込む際のファイル検索パスに問題があり、意図しない実行ファイルを読み込んでしまう脆弱性が存在する。この問題が悪用されると、プログラムを実行している権限で、任意のコードを実行される可能性がある。

 それぞれの提供元が脆弱性を解消する最新版を提供しており、該当するユーザーは開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。JVNでは、これらの脆弱性について、ネット経由からの攻撃が可能であること、匿名もしくは認証なしで攻撃が可能であること、専門知識や運がなくとも攻撃可能であることなどから、脆弱性評価を「高」としている。

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