ブイキューブは10月13日、ウェブカメラ付きのタッチパネル型PC(Lenovo M90Z)とウェブ会議に必要なマイク、専用アプリケーション、2年間のサービス利用権をセットにしたオールインワンモデル「V-CUBE センター」を、11月初旬に発売すると発表した。実売価格は50万円前後になる見込み。ブイキューブは、2011年度に300社に導入し、3億円の売上を目指す。
PCに専用のアプリをインストールすることで、電源を入れるだけですぐにウェブ会議を利用できる。また、専用PCからV-CUBE センターを利用していないPCも会議に招待できる。さらに、スマートフォンやタブレット端末とも連携できるという。
ブイキューブ代表取締役社長の間下直晃氏は、ウェブ会議を利用するために、PCのブラウザを開いてログインしたり、カメラやヘッドセットを接続するなどの煩雑な作業が、新規利用者にとっては障壁になっていたと説明。V-CUBE センターでこれらの課題を解決できるとした。
ブイキューブはこれまで、ウェブ会議システムのほか、ウェブセミナーやセールス&サポートなど、様々なビジネスシーン、生活シーンでビジュアルコミュニケーションを利用できるソリューションを提供してきた。
その取り組みをより明確にするため、8月にソリューション本部を新設した。新製品や新サービス、他社との連携サービスの開発を担う。本部長には間下氏の父親である間下浩之氏が就任した。
2009年より注力しているアジア諸国への展開としては、すでにマレーシア、シンガポール、タイでのサービス販売を開始しており、2011年の頭にはベトナムでのサービスも開始できるとした。
間下氏は「アジア地域におけるビジュアルコミュニケーションのプラットフォームを作り、早期にアジアナンバーワンの地位を確立したい」とアジア展開における意気込みを語った。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」