オーディオテクニカは10月7日、2010年秋〜冬の新製品として、デジタルワイヤレスやDJ用、インナーイヤータイプなどのヘッドホンを発表した。発表会場には、各種新製品を展示し、視聴スペースを設けたほか、イメージキャラクターを務めるアーティストのBoAさんが登場した。
オーバーヘッドタイプのヘッドホンは、ポータブルタイプ4機種を追加した。定番ヘッドホン「SJ」シリーズに3モデルをラインアップしたほか、新形状バックバンドスタイルで装着する「ATH-BB550」などをそろえる。
DJ用には、ブラック、シルバー、カモフラージュの3色をそろえた「ATH-PRO5MK2」(PRO5MK2)と、ネジ式着脱コードを採用した「ATH-PRO700MK2」(PRO700MK2)の2機種を用意した。
PRO5MK2は、重量約250gで、180度反転モニタ機構を備え片耳モニタリングが可能。コードには片出しカールコードを採用している。PRO700MK2は、50度/90度のハウジング回転機構を備えた本格派モデル。重量は約305gで、DJ用カールコードとポータブル用ストレートコードの2種類を付属する。
オーバーヘッドタイプのアクティブノイズキャンセリングヘッドホン「ATH-ANC25」も発表された。高精度なANC回路の搭載により、環境騒音を80%以上低減できるとしている。電源は単4形乾電池1本で、アルカリ乾電池を使用すれば約40時間の使用が可能だ。本体重量は約104g。航空機用アダプタ、音量調整機能付き専用コード、ポーチを付属する。
「ATH-DWL5500」は、トランスミッタとヘッドホンから構成されるデジタルワイヤレスヘッドホンシステム。2.4GHzデジタル無線伝送方式を採用する。ドルビーデジタル、ドルビーデジタルEX、DTS、AAC、ドルビープロロジックIIxのデコーダ機能を内蔵し、ドルビーヘッドホンによるバーチャルサラウンドも可能だ。
ヘッドホン部は単3形乾電池2本で駆動し、付属の単3形ニッケル水素充電池2本を使用すれば、約10時間の連続使用ができる。
インナーイヤーヘッドホンはハイブリッドメタルハウジングを採用した「CKM」シリーズなど5機種を追加した。
CKMシリーズは、14mmのドライバを採用した「ATH-CKM99」(CKM99)と、13mmのドライバを使用した「ATH-CKM77」(CKM77)を用意。CKM99はチタニウムとステンレス、CKM77はステンレスとアルミニウムをハウジング部に使用し、不要振動を抑えるとしている。
そのほか、15.4mmドライバの搭載により高解像度の中高域再生を実現したという「ATH-CM707」、耳掛けタイプの「ATH-EC707」、すでに発売されている「ATH-CKS90」の限定カラーモデル「ATH-CKS90LTDII」が発売される。限定モデルのカラーリングはブルー×ブラックになる。
iPod/iPhone専用のポータブルヘッドホンアンプとして発表された「AT-PHA31i」は、インナーイヤーヘッドホンとヘッドホンアンプを組み合わせたモデル。ドックコネクタにダイレクト接続することで、本来の音を忠実に再現できるとしている。再生、停止などの操作ができるリモコンも付属する。
ブルーカラーを採用し、限定のインナーイヤーヘッドホンATH-CKS90LTDIIと組み合わせて使用できる「AT-PHA31iLTD」も用意されている。
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