キーワードに関連した広告を検索結果に表示する「Google AdWords」が、米国で2000年10月にサービスを開始してから10周年をむかえた。現在の広告出稿企業は全世界で100万企業にのぼるという。米国のGoogle本社から来日した製品管理部門ディレクターのNicholas Fox氏は、GoogleがAdWordsを提供するにあたり持ち続けてきた6つの理念を紹介した。
ポップアップなどは表示せず、ユーザーにとって有益な広告のみを表示する。これによりユーザーには検索結果だけでなく、広告という意味でもGoogleを使ってもらうことを目指したという。
AdWordsは大企業から個人レベルまであらゆる企業が利用できる。サービス開始時、最初に問い合わせてきたのはロブスターの通販企業だったという。
広告が検索結果ページの上位に表示されるかは、オークション形式で入札する「上限クリック単価」が大きく影響する。
検索結果と広告の関連性も重視している。ユーザーのクリック数を評価する「品質スコア」や「上限クリック単価」などの総合的なデータをもとに広告の表示位置が決まるという。
AdWordsでは、日々膨大な数の実験やテストをしている。例えば、リンクの色は50回にわたる実験を経て、現在の青色になったという。また、検索結果ページの下部に広告を表示する方法は、アメリカでは不評だったが、日本では好評だっため、日本でのみ表示されている。
日々進化するウェブととにAdWordsも進化している。例えば、検索キーワードに沿った製品情報を表示したり、地域の企業や店舗を検索した場合に、地図情報や電話番号を表示するといったものだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス