logo

NECと日本HP、HPC分野で協業--GPUコンピューティングのハードとノウハウを提供

ZDNet Japan Staff2010年10月06日 14時57分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 NECと日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は10月6日、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)分野においてGPU(Graphics Processing Unit)を活用した高い演算能力を実現する計算インフラ提供で協業を開始すると発表した。

 この協業は、東京工業大学の次世代スーパーコンピュータシステム「TSUBAME2.0」構築における協調に基づくもの。NECが持つHPC分野での多くの実績に基づくシステムインテグレーション、およびアプリケーションの性能チューニングに関するノウハウと、日本HPが同日に発表した「GPUコンピューティング」の利用に最適化したスケールアウト型サーバの新モデル「HP ProLiant SL390s Generation7(SL390s G7)」を組み合わせて、HPC向けGPUソリューションとして提供するという。両社が2.4ペタフロップスを有するTSUBAME2.0の構築で培ったノウハウをもとに、大学や官公庁の研究機関など、高度化する研究内容に対してより高い演算性能と環境性能を求めるユーザーに対してソリューション提供を行うとしている。

 NECが当初提供するGPUコンピューティングソリューションメニューは「CUDA化コンサルティング」「CUDA化支援」「CUDAコード高速化」「導入時トレーニング」「導入後問い合わせ」などとなっている。

 CUDA化コンサルティングは、ユーザーのプログラムをGPU上に搭載した場合の、性能向上の可能性を評価するプログラム分析サービスで、価格はコンサルティングが1時間3万5000円より。コード分析が1週間あたり10万円より。CUDA化支援サービスでは、ユーザーのプログラムをGPU上で稼働させるための移植作業の支援を行う。また、CUDAコード高速化は、GPU上で動かすコードのチューニングや、GPU上でのプログラム適用方法の変更等を行うもので、いずれも価格はコンサルティングの結果に基づく個別見積もりとなる。そのほか、導入時トレーニングが、半日コースで30万円より、1日コースが50万円よりとなっている。

 日本HPが同日に発売したHP ProLiant SL390s G7は、標準19インチラックに搭載可能で、物理的に独立した最大8台のノードを実装できるスケールアウト型システム向け新筺体「HP ProLiant s6500シャーシ」に搭載可能なサーバトレイ。s6500シャーシには、8つのホットプラグリダンダントファン、最大4つのホットプラグ高効率電源モジュールを搭載し、最大8ノードで電源とファンを共有することにより、電力供給効率および冷却効率の最大化を実現できるという。価格は、s6500シャーシが21万4200円。SL390s G7 1Uおよび2Uが各28万5600円。

-PR-企画特集