Symantecは米国時間10月5日、企業と消費者、通信事業者がみなスマートフォンやタブレットなどの携帯機器の安全性と管理を強化できるよう支援する、モバイル戦略のさまざまな刷新を発表した。
ビジネスの現場では、企業は自社ネットワーク上にある携帯電話を安全に保つという重大な試練に直面しており、特に、より多くの従業員が私物の携帯機器を仕事で使おうとする状況で難しさも増している。多くの企業は、自社ネットワーク上でますます多様化する携帯機器をサポートできず、企業データを危険にさらしている。こうした状況の解決に向けて、Symantecは企業顧客向けに以下の4つの製品ラインアップを提供する。
Symantecはまた、現在「Windows Mobile」「Symbian」「BlackBerry」の顧客に提供している機能に加えて、「Android」やAppleの「iOS」を搭載する機器を対象とするセキュリティの新機能も発表した。Symantecによると、企業のIT部門は、社内で使われている多数の携帯機器の目録を作成したり、これらの機器のパスワード保護機能を高めたり、携帯電話を紛失した場合にはリモートでこれらの機器のデータを削除したりできるようになるという。
個々の消費者に対しては、Symantecは2010年5月に「Norton Everywhere」構想に基づく製品ラインアップを発表した。これらの製品は、携帯機器を紛失したり、盗まれたり、セキュリティ上の脅威の被害を受けた場合に、個人情報を保護するよう支援することを目的としている。既存の「Norton Anywhere」製品には、「Norton Mobile Security for Android」のほか、付与される各IPアドレスをチェックして安全を確保する「Norton DNS」が含まれる。
Symantecはさらに、通信事業者を対象として、事業者内ネットワークの安全性や、ポリシーの実施およびユーザー設定の管理を強化するソリューションをまもなく提供する予定だと述べている。目標は、スパムやマルウェア、およびネットワーク上の問題に起因するコストを削減することと、そうした問題に不満を抱いて他の通信事業者に乗り換える顧客の数を抑えることだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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