ネットレイティングスは10月1日、ニールセン・オンラインが提供するインターネット利用動向調査「NetView」の2010年8月のデータをとりまとめて発表した。その結果、クーポン共同購入サイトの「Qpod」と「Piku」に、それぞれ200万人以上が訪問していたことがわかった。
クーポン共同購入サイトは、規定の購入者数に達した場合に、対象商品の割引クーポンが取得できるというもの。Pikuは2010年4月に、Qpodは6月にサービスを開始しており、その他「Qpon」「グルピ」「TOKUPO」などのサイトも、2010年に入ってからサービスを開始している。
クーポン共同購入サイトの中で8月の訪問者数1位となったのはQpodで約237万人、次いでPikuの訪問者数が約201万人となっている。7月はPikuがQpodを上回っていたが、8月にQpodが大きく訪問者数を伸ばし、順位が逆転した。
クーポンサイトの訪問者が直前に閲覧していたサイトとしては、「げん玉」や「ECナビ」、「ポイントミュージアム」など、ポイント系サイトが上位にランクインしている。これはクーポンサイトの会員登録をすることでポイントが獲得できるといったプロモーションが展開されていたためだ。クーポンサイトの中には10種類以上のポイント系サイトを利用しているところも存在するという。
ネットレイティングスでは、米国に比べ、日本ではまだ共同購入型クーポンサイトに対する馴染みが薄いため、各サイトが認知の獲得に努めている段階であると分析している。
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