任天堂は2010年9月29日、千葉・幕張メッセにて「Nintendo Conference 2010」を開催。すでに速報にて新ゲーム機「ニンテンドー3DS」の発売日や価格が発表となったことはお伝えしているが、ここではその「ニンテンドー3DS」に備わっている機能や、今後の展開などをお伝えしていく。
カンファレンスでは任天堂の取締役社長・岩田 聡氏がプレゼンテーションを行い、まずは9月18日に発売したばかりの「ポケットモンスターブラック/ホワイト」の予約本数が、DS用ソフト史上最多となる188万本に達していたことを発表。さらに初週の販売本数に関しては、2タイトル合計で「ポケットモンスター」シリーズ、そしてDS用ソフトの中で最大の売上となる255万本を記録したという。
岩田氏は、この記録の背景には「『ニンテンドーDS』が国内で3000万台以上販売され、プラットフォームの普及台数が最大化した時点で『ポケットモンスター』の完全新作が発売されたことが挙げられる」と述べた。
また、2006年9月に発売された「ポケットモンスターダイヤモンド/パール」をクラブニンテンドーに登録したユーザーの年齢層を見ると男女ともに小学生以下の世代が圧倒的に多いが、現在は「ポケットモンスター」シリーズをプレイするユーザー層が広がりつつあるとも話す。
実際に「ポケットモンスターゴールド/シルバー」、「ポケットモンスターブラック/ホワイト」をクラブニンテンドーに登録したユーザーの年齢層を見ると、小学生だけでなく、20代前半のユーザーも多くなってきていることが伺える。現在は、本機に搭載されたワイヤレス通信機能を用いたさまざまな仕掛けを考案しており、年末に向けてさらなるユーザー層の広がりに期待しているとした。
この後は、1985年9月13日に発売された「スーパーマリオブラザーズ」が今年で25周年を迎えることの話題へと移り、25周年キャンペーンの一環として、Wii用ソフト「スーパーマリオコレクション スペシャルパック」を発売することが明かされた。これは「スーパーマリオブラザーズ」、「スーパーマリオブラザーズ2」、「スーパーマリオブラザーズ3」、「スーパーマリオUSA」の4タイトルが遊べる「スーパーマリオコレクション」と、特製ブックレットとサウンドトラックを同梱したもの。
サウンドトラックには「スーパーマリオブラザーズ」から「スーパーマリオギャラクシー」までのゲーム音楽10曲や効果音などが収録されており、全32ページのブックレットには、マリオの生みの親である宮本 茂氏が手書きで記していた当時の仕様書や未公開の開発資料などが掲載されているという。ソフトの発売日は10月28日で、価格は2500円(税込)。
さらに「ニンテンドーDSiLL」の「スーパーマリオ25周年記念バージョン」が10月28日に発売される。価格は既存の「ニンテンドーDSiLL」と同じく、1万8000円(税込)。なお、どちらの商品も「スーパーマリオ」25周年キャンペーンの開催期間である2011年1月10日までの限定生産となっている。
ほかにも年末に向けては、Wii用ソフト「マリオスポーツミックス」が11月25日に5800円(税込)で、DS用ソフト「マリオVSドンキーコング 突撃ミニランド」が12月2日に4800円(税込)と、マリオが登場するタイトルが2つ発売を控えている。
もちろんタイトルラインナップ以外にも、今後はWiiモーションプラス専用のソフトが発売されることを見込み、Wiiリモコンプラスを開発中であることが発表された。こちらの詳細については、後日公式サイトなどで公開していくとのこと。
次のページでは「ニンテンドー3DS」の機能や、普及に向けた今後の展開などの内容を紹介していく。
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