オンキヨーは9月28日、新開発の全面駆動型ユニット「クラストロン」ドライバを採用した、サラウンドシステム「HTX-77HDX」を発表した。奥行き220mmのスリムボディからパノラマサウンドを再現するという。発売予定は11月25日。店頭想定価格は7万円前後になる。
HTX-77HDXは、高さ1200mm×幅220mm×奥行き220mmのフロントスピーカー2本と、アンプ内蔵サブウーファから構成される。新開発の全面駆動型ユニットであるクラストロンドライバを搭載していることが特長だ。
クラストロンドライバとは、格子状にした5つの超薄型振動板を一列に並べ、連結した3つのボイスコイルで駆動する構造を採用したもの。これにより一般的な一点駆動を使用するよりも強度が高くなり、音質が向上するとのこと。また、全面駆動方式にすることで、薄く細長い形状ながら、部屋の構造に左右されにくく、小音量時でもクリアな音質を再現できるとしている。
フロントスピーカーには、キャビネット素材に剛性の高いアルミを採用。アンプ内蔵サブウーファには大型電源コンデンサを搭載したほか、独自のノイズ除去回路「VLSC」などを採用し、豊かな音を再生するとしている。
HTX-77HDXには、バーチャルサラウンドDSP技術「Theater-Dimensional(シアターディメンショナル)」を搭載し、フロントスピーカーだけでバーチャル5.1ch音場を再現。フロントスピーカーと同じユニット構造を採用した増設用のセンタースピーカー「D-077C」(店頭想定価格:1万円前後)と、スピーカーシステム「D-077E」(同:3万3000円前後)を11月25日に発売予定のため、5.1chサラウンド環境も構築できる。
あわせて、フロントスピーカー1本と、アンプ内蔵サブウーファを組み合わせたバーサラウンドシステム「HTX-55HDX」(店頭想定価格:5万5000円前後)も発表した。フロントスピーカーには、クラストロンドライバを採用し、高さ94.6mm×幅800mm×奥行き70.6mmのバー状のスピーカーから、上下に広がる音を体感できるとしている。HTX-77HDX同様にスピーカーの増設にも対応可能だ。発売予定は10月22日。
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