サンフランシスコ発--Research in Motion(RIM)は米国時間9月27日、BlackBerry Developer Conferenceにおいて、独自の広告プラットフォーム「BlackBerry Advertising Service」を発表した。開発者を「BlackBerry」に引き留めるための新たな方策だ。Appleのモバイル広告プラットフォーム「iAd」と同様に、開発者はBlackBerry Advertising Serviceを利用して自身のアプリケーションに広告を統合できる。RIMは仲介者としての役割を果たし、公開時に提携が決まっている5社の広告ネットワーク(Jumptap、Amobee、Lat49、Millennial Media、Mojiva)をはじめ、今後数カ月でさらに多くの広告ネットワークが追加となる見込みだ。
RIMによると、広告は開発者が望む限りシンプルに、またはリッチにすることが可能で、わずか3行のコードを追加するだけで挿入できるという。また、アドレス帳、カレンダー、メディアプレーヤー、「BlackBerry App World」など、BlackBerryのコアアプリケーションにワンクリックでアクセスできる広告を構築することも可能だ。さらには、組み込みのダッシュボードを用いて広告キャンペーンの効果も把握できる。AppleのiAdと同様に、開発者は売り上げの60%を受け取り、RIMが残りの40%を得る。この新たな広告プラットフォームは、よりいっそう機能の充実した無料アプリケーションの開発を可能にするものだとRIMは述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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