[ブックレビュー]消えないタスクを処理する方法--「『ひとり会議』の教科書」

サンクチュアリ・パブリッシング
山崎拓巳
詳細:単行本(ソフトカバー) / 177ページ / サンクチュアリ出版 / 価格:¥1470 / 著者:山崎拓巳 / 外形寸法 (H×W×D):18.0cm × 13.0cm × 1.8cm / 重量:0.2 kg
内容:スケジュールやタスクを管理するツールは、デジタル、アナログともに数多く紹介されている。しかしそのタスクを処理するには、ツールではなく「ひとり会議」をすることが必要だと著者は説く。
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 毎日目の前に現れては完全に消えることのない「タスク」。さまざまなタスク管理の方法を学んだり、ソフトウェアを使ったりしても、仕事が重なりすぎて、タスクの書き出し自体がままならないことがある。そんな状態を解決する方法が「ひとり会議」だ。

 本当にやりたい事に集中するために、問題を洗い出して対策を考える「ひとり会議」は、忙しい人におすすめだ。特に、朝に時間をとってひとり会議をするのは、充実した1日を送るために重要だという。バタバタと朝を過ごすうちに、午前中が終わっていた、という経験があるならば、朝のひとり会議が気に入るかもしれない。

 スケジュールをGoogleカレンダーなどのデジタルツールで管理している人も多いだろうが、著者は紙のスケジュール帳を使うことをすすめている。自分の手で触って、時間の経過を実感するのが目的だ。デジタルツールでのスケジュール管理に疲れてきたら紙の手帳もいいだろう。

 タスク管理についての書籍とはいえ、堅苦しいことは一切なく、とぼけた表情のかわいいイラストが読者を新しい習慣へと導いてくれる。少しずつできることを増やし、最終的に自分の夢を叶えるための「ひとり会議」にしたい。

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