すでに「フォトリーディング」という読書法を知っている人は多いだろう。しかし、興味を持ってフォトリーディングの解説書を読んだものの、やり方が細かくて挫折したり、習ったが続かなかったりと、その読書技術を活かしきれていない人も多いようだ。そこで、なぜフォトリーディングなのか、フォトリーディングを活かすとはどういうことかを丁寧に解説するのが本書だ。
フォトリーディングが、目を動かすトレーニングをするようなほかの速読法と違うのは、本を「目的」を持って読むという点だ。すなわち、どういう「アウトプット」をするのか、そのためにはどういう情報を「インプット」するといいのか、を念頭において読むということだ。あくまでも「アウトプット」するために、効率的にインプットをする方法がフォトリーディングなのであって、フォトリーディングの「作法」に縛られる必要は全くないというのだ。
とくに、仕事のために効率的に大量の情報をインプットしたい場合は、「目的意識を持つ」だけで結果がずいぶん違うようだ。本書では、フォトリーディングは「本来やるべき事」に集中できるようにするための単なる道具にすぎないということが何度も繰り返される。便利な道具があれば使えばいい。フォトリーディングもそのように気楽に考えて試してみればいいのだ。
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