NECは9月1日、海外向けに提供している携帯電話の基地局間を結ぶ通信システム「PASOLINK(パソリンク)」の新製品「iPASOLINK」シリーズを発売した。
iPASOLINKでは、TDM(時分割多重)方式およびフルパケット方式のネットワークに対応する新型プラットフォームを採用。2G、3G、LTEなど新旧モバイルネットワークを一元的にサポートする。また、TDMなどの既存の信号をIP化し、Ethernet回線で送信できるスードワイヤーや、イーサネット回線を使いネットワーク同期に必要な同期信号を伝送する機能も搭載した。
モバイルバックホールにおける適用領域も拡大する。10Gbps光リングネットワークに対応したことで、モバイルコアネットワークへ大容量のトラフィックを転送できるほか、マイクロ波回線を集約するノーダル機能も強化した。これにより、従来から対応しているアクセス領域に加え、アグリゲーション領域とメトロ領域を含む、モバイルバックホールの構築が可能となる。
NECはiPASOLINKシリーズの第1弾として、アクセス領域向け製品「iPASOLINK200」を9月1日に発売する。今後は、アグリゲーション、メトロ領域向け製品も順次販売していく予定だという。
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