情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)とJPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月20日、PtoPファイル共有ソフト「Winny」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。
Winny 2.0b7.1とそれ以前のバージョンには、複数のバッファオーバーフロー、ノード情報処理、BBS情報処理に脆弱性が存在する。この問題が悪用されると、リモートの攻撃者に任意のコードを実行されたり分散型サービス拒否(DDoS)攻撃に加担させられたりする可能性があるという。
開発者の代理人によると、8月20日時点で刑事事件が係属中のため、開発者による対策の提供予定はないとしている。このため、Winnyの利用を停止するよう呼びかけている。
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