「ダメ上司」に対処するための5つの方法--絶望的な時に使う窮余の策

文:Steve Tobak(Special to TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子2010年08月23日 08時30分

 マネージャーのせいで頭が変になりそうだって?本記事では、そういった状況を切り抜けるための戦略を紹介する。

 筆者は以前に「How to Spot a Dysfunctional Manager」(「ダメ上司」を見抜く方法)という記事を執筆したのだが、そういった上司にどう対処するのかについては述べていなかった。何人かのダメ上司の下で働いた経験があり、自らもダメ上司であると認める筆者には、この記事の続編を執筆する資格があるのではないだろうか?

 ただ、ダメ上司への対処法を述べる前に、一言だけ注意しておきたい。この手の話は、現実的な視点から熟考しておく必要がある。一歩前に踏み出せば、もう後戻りすることはできないのだ。また、下記の5つの方法のうちの3つは、ほとんど問題解決に結びつかないだろう。それがどういうことを意味しているのか、お分かりだろうと思う。結果は泥沼の状況に陥りかねないということだ。

 残りの2つは問題をうまく解決できるものの、おそらく気に入ってはもらえないだろう。何と言えばよいだろうか?これは難しい話なのだ。そうは言っても、絶望的な時には窮余の策が必要だ。そうだろう?では、大きく深呼吸をして、読み進めてほしい。

#1:ダメ上司の上司の元に出向く

 これは本記事で紹介している5つの対処法のうちで最もリスクが高く、しかもあなたの地位が高いほど、リスクも高くなる。率直に言って、上級管理者ほど、泣き言を言う管理者に対して冷淡な態度に出るものである。とは言うものの、この方法で筆者は1度成功したことがある(ただし筆者は当時、管理職としては低い地位にあった)。ここでの鍵は、上司についての不満を述べるのではなく、上司の上司に気に入られるようにするということだ。筆者のケースでは、上司の上司が筆者を気に入り、潜在能力に目を付けて、最終的に昇進させてくれたのだった。

#2:休暇を取る--戻る--何とかやって行こうと再び努力する--我慢できなくなる--その繰り返し

 精も根も尽き果てるまでこれを繰り返すわけである。そう、自暴自棄になって殺人事件を起こすことを夢想し始めたり、妻から子どもを連れて家を出て行くと脅されるようになる時までだ。そうなった後は、退職して新たな職を探すことになる。この方法で確実に問題を解決できるはずだ。もっとも、先ほど述べておいた通り、この方法は気に入ってもらえないだろう。

#3:配置転換してもらう

 あなたの勤めている会社の規模が大きく、あなたの専門知識が他部署でも役立つのであれば、配置転換を願い出よう。また、社内に人脈を築いておく、すなわち他部署の管理者と親しくなっておき、あなたがその部署に最適な人材ではない場合でも受け入れてもらえるようにするとよいだろう。さらに、そういった人脈を築いておくことで、あなたの上司が配置転換を阻止しようとした場合でも、配置転換の可能性を高めることができる。あなたの上司と同等、あるいは上のレベルの管理者があなたを欲しがった場合、その人物は何とかして配置転換を実現させてくれるはずだからだ。

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