Dellは米国時間8月16日、同社エンタープライズクラウド製品の強化のため、ストレージ専門企業3Parを約11億5000万ドルで買収すると発表した。
1999年に創設された3Parは、企業がストレージを、必要に応じた使用容量に対してのみ料金を支払う、公共設備のように利用することを目的として設計された、高度に仮想化されたストレージアレイを提供しているとDellは述べた。3Parの製品には、マルチテナントクラウドコンピューティング環境向けの動的階層化やシンプロビショニングといったデータ管理機能が含まれる。
Dellは、3Parの技術を手に入れることにより、顧客による全体的なデータ管理コストの50%削減を目指すと述べた。
Dellは、3Parのすべての発行済み普通株式を1株あたり18ドルの現金で買い取る予定で、買収は2010年末までに完了する見通しである。Dellと3Parの取締役会はともに、買収条件を承認している。
買収が完了すれば、カリフォルニア州フレモントを拠点とする3Parは、Dellのストレージポートフォリオに加わる予定である。Dellのストレージポートフォリオには、「PowerVault」「EqualLogic」「Dell/EMCDell」の製品シリーズがすでに存在する。Dellは、3Parのエンジニアリングおよび販売能力を維持するほか、強化に向けた投資を予定している述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス