情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)とJPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月9日、「Oracle Siebel Customer Relationship Management(CRM)」で提供されるActiveXコントロール「Oracle Siebel Option Pack for IE」に脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。
Siebel Option Pack for IEのActiveXコントロールは、ieop_aomで始まるファイル名を持つさまざまなDLLにより提供されている。このActiveXコントロールには、「NewBusObi()」メソッドが使用するメモリを適切に初期化しない脆弱性が存在する。
この問題が悪用されると、細工されたHTMLを閲覧することで、ユーザーの権限で任意のコードを実行される可能性がある。現在のところ、対策方法が公開されていない。JVNでは、ActiveXコントロールを無効にすることで脆弱性の影響を軽減できるとしている。
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