Plastic Logicは米国時間8月10日、電子書籍端末「Que」の開発を中止すると発表した。2007年のDEMOで初めてプロトタイプが披露されたQueは、発売予定価格が649ドルからと、「iPad」やその他のノートPCと比べても高額だった。「Kindle」や「nook」などの電子書籍末端の価格は、今や200ドルを下回っている。Plastic LogicはQueを4月に発売する計画だったが、2010年夏に延期し、6月には予約注文を取り消している。
Plastic Logicの最高経営責任者(CEO)であるRichard Archuleta氏は、「当社は市場の劇的な変化を認識しており、また、製品開発の遅延により、第1世代の電子書籍末端に対する取り組みを続ける理由はもはやなくなった」と、開発中止の理由を述べたが、同社は、今後もプラスチックエレクトロニクス技術の開発を続け、次世代「ProReader」製品に取り組むつもりだと言う。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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