ビジネスパーソンにとって、日々のタスクをきちんと仕分けし優先順位をつけて処理をしていくことは、まさに必須のスキルといってよい。数年前からは国内でもGTD(Getting Things Done)という仕事術の知名度が高まり始めたこともあり、ビジネスパーソンがオンラインのタスク管理サービスを活用し、効率の良いタスク管理を実践する機会が増えつつある。
オンラインのタスク管理サービスでは、紙の手帳では実現できないさまざまなメリットがある。例えば優先順位や期限順のソート、タグ付けによる分類、タスクの階層化などがそれだ。複数メンバーでの共有やカレンダーとの自動連携機能など、高機能なタスク管理サービスも少なくない。
また、インストール型のソフトと違って社内外を問わずどこからでもアクセスできるのもメリットで、最近では多くのサービスがモバイルからの閲覧環境を用意している。特にiPhoneなどスマートフォンからの閲覧については、この2〜3年でかなり対応が進んだ印象だ。
このほか、タスクの追加時もいちいちサイトを開いてフォームに書き込まなくとも、メールに箇条書きにして送信することでリストに追加してくれるサービスもある。こうした特徴を理解して使えば、紙の手帳にはできない、効率的なタスク処理ができるようになること間違いなしだ。
そこで今回は、過去に紹介したサービスを中心に、タスクを効率よく管理するための10のウェブサービスを紹介する。このほかにもGmailと統合された「Googleタスク」や、タスク管理にも使えるオンライン付箋サービス「lino」などもあるので、使い比べた上で自分の使い方およびフィーリングに合ったサービスを選んでほしい。
なお、リンク先の記事については執筆当時の内容であるため、現在は仕様が変更になっている可能性があることを予めご了承いただきたい。
まず、総合的な機能を備えたタスク管理サービスを紹介する。外部カレンダーサービスとの連携のほか、携帯電話やスマートフォンとの連携もできる。
言わずと知れた超有名なタスク管理サービス。複数のリスト管理、タグ付け、Googleカレンダーとの連携など数多くの機能を持ち、タスク管理サービスのデファクトスタンダードと呼べる存在だ。iPhoneアプリが実質有料である点はネックだが、最近では無料で使えるアプリ「Milpon」も登場している。
Ajax採用で軽快に操作できるタスク管理サービス。複数のプロジェクト登録、タスクの並び替え、所要時間や期限の設定、メールによる登録、リピート設定、複数メンバーでの共有など機能の豊富さはRemember The Milkに匹敵する。メニューが英語なのでハードルがやや高いのがネック。
タスクとスケジュールの2つの管理機能を兼ね備えたサービス。画面上にあるタスクリストからタイムチャート上にドラッグ&ドロップすれば自動的にスケジュール登録が可能。Ajax採用で操作は軽快。機能の豊富さもRemember The MilkやNozbeに匹敵する。iPhoneアプリが無料で利用できるのもうれしい。
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