[ブックレビュー]iPhoneというカメラ--「iPhonegrapher」

雷鳥社
三井公一
詳細:単行本(ソフトカバー) / 256ページ / 雷鳥社 / 価格:¥1500 / 著者:三井公一 / 外形寸法 (H×W×D):18.6cm × 12.8cm × 2.2cm / 重量:0.4 kg
内容:iPhone 3G/3GS/4で撮影した写真のみをまとめた写真集。カメラとして使用した機材も身近だが、撮影場所も東京を中心とした情景、人物、自然と日々目にしているものが多い。巻末のショートレクチャーを含め、iPhoneの新たな魅力を気づかせてくれるだろう。
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 ヒト、モノ、コト、イキモノ、それぞれ目に見えないエネルギーを発している。写真に切り取られたその瞬間、それが、我々の目にも見えるようになった。そんなパワーを感じる。これがすべて「iPhone」のカメラで撮影されているとは。

 最後の10数ページのショートレクチャーを除き、この写真集の写真はすべて、iPhone 3G/3GS/4のいずれかで撮影されている。それは言われなければきっとわからなかっただろう。何しろ筆者も同じiPhoneを持っているのだから。それで、こんなにもスタイリッシュな写真ができ上がるとは言葉もない。

 iPhoneユーザーになって一番驚くのは、カメラの使い勝手の良さではないだろうか。筆者もiPhoneを購入してからは、コンパクトデジタルカメラの出番が激減した。撮影した写真はiPhone上で簡単に編集できるうえ、Twitterやブログですぐに公開できる。だからこそ、もう少し印象的な写真を撮りたいという思いが募るのだ。

 本書を見ると、むろんプロのフォトグラファーには遠く及ばないが、自分でももっと積極的に撮影しようという気分が高まる。iPhoneのカメラであっても、写真表現に限界などないのだと教わった気がする。さて、撮影に出かけようか。

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