[ウェブサービスレビュー]複数のメッセンジャーサービスをオンラインでまとめて管理--「imo.im」

the imo team
内容:「imo.im」は、複数のメッセンジャーサービスをブラウザ上でまとめて管理し、チャットが行えるウェブサービスだ。クライアントソフトがインストールされていない環境での利用や、ソフトが対応しないOS上での利用に向いている。

 「imo.im」は、さまざまなメッセンジャーサービスをまとめて管理できるウェブサービスだ。Skypeのほか、Windows Live Messenger、Google Talk、Facebookなどに対応しており、友人などのリストをまとめて管理したり、ブラウザ上でチャットしたりすることができる。

  • サイトトップページ。本サービス専用にアカウントが用意されているわけではなく、任意のアカウントのIDをそのまま用いてサインオンする

 imo.imでは、各種メッセンジャーサービスのアカウントをひもづけて管理する。SkypeのIDでサインオンすると、ブラウザ上にSkypeのコンタクトリストが表示される。その状態で画面左端のアカウント欄から「Sign into more accounts」を選択し、別のメッセンジャーサービス、例えばWindows Live Messengerのアカウントでサインオンすると、ふたつのIDがひもづけられ、SkypeのコンタクトリストとWindows Live Messengerのグループが統合されて表示されるという仕組みだ。

 ブラウザ上で動作するサービスだが、各サービスのクライアントソフトと同様、チャットは問題なくできる。今回試した限りでは、SkypeおよびWindows Live Messengerではそれぞれ遅延もなく送受信できることを確認した。友達リストには、オンラインや取り込み中といったステータス、また、各メッセンジャーサービスで使われている個人のアイコンやコメントなども表示されるので、外見こそ異なるものの通常のメッセンジャーに近い感覚で利用できる。

  • サインオン直後の画面。右端に友達リストが表示されている。横幅が無駄に広いが、友達リストはドラッグ&ドロップで場所を移動できる

  • 「Sign into more accounts」を選択して別のメッセンジャーサービスのアカウントで再度サインオン

  • 左側のアカウントリストが2行になり、また右側の両メッセンジャーサービスの友達リストが統合された

  • 各サービスのアイコンやコメント、またオンラインや取り込み中といったステータスもきちんと表示される。ちなみに名前の手前の丸囲みSアイコンはSkype、人の形のアイコンはWindows Live Messengerつながりであることを表している

 おもな使い道としては、自分のPCではなく出張先で一時的に借りたPCなど、各種メッセンジャーサービスのクライアントソフトがインストールされていない環境での利用に向いていそうだ。クライアントソフトがリリースされていないOS上でチャットしたい場合にも重宝するはずである。

 各サービス固有の機能には使えないものもあり、クライアントソフトの完全な代替とまではいかないが、クライアントソフトがない環境では何かにつけて重宝する存在といえる。出先で友達リストの人に連絡を取らなくてはいけなくなった場合など、いざという時のためにブックマークしておくのが賢明ではないだろうか。

  • 今回試した限りでは、チャットも遅延なく行えた。また音声チャットやビデオチャットについても使用可能であるとされている。自分の名前は登録済みの個人名ではなくすべて「me」になるようだ

  • 今回試用したのは、SkypeとWindows Live Messenger、Google Talkの3つ。このほかAIM/ICQ、MySpace、Facebook、Yahooなど海外のサービスに対応している。Yahoo!については米Yahoo.comを指しているようで、Yahoo!Japanのアカウントではログインできなかった

  • チャットの過去ログはimo.im上でやりとりしたものしか見られないようだ

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