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インテルとFTC、独占禁止法訴訟で和解 - (page 2)

文:Lance Whitney(Special to CNET News) 翻訳校正:編集部2010年08月05日 07時22分
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 新しい和解ではまた、自社のコンパイラに関するIntelの情報開示についても取り上げている。FTCは、同社が顧客に対し、自社のチップの性能が競合他社のものよりも高いと主張できるように、競合チップの性能が意図的に低くなるように自社のコンパイラを変更したと訴えていた。

 ディスクリートGPUなど、Intel製チップと共に動作する製品を開発するメーカーも、今後6年間IntelのCPUへのアクセスが許可されるとFTCは述べた。

 今回の和解における特定の条件の下、IntelはPCメーカーに対し、Intelチップだけを排他的に購入することを約束したり、競合他社のチップの購入を拒否したりする見返りとしてリベートを提供することが禁止される。また同社は、Intel以外のサプライヤーと取引するPCメーカーの利益を妨害することも禁じられる。

 Intelは、AMD、NVIDIA、およびVIA Technologiesとの知的財産契約も改定し、これらの企業が、特許侵害でIntelに提訴される心配なく、他の企業との合併や合弁事業を自由に評価できるようにすることが求められる予定である。また、Intelは、VIAとの「x86」ライセンス契約を、2013年という現在の満了期限からさらに5年延長することを申し出る必要がある。

 Intelは、同社のPCI Expressバスインターフェースを、競合企業が製造したGPUの性能に制約を与えない方法で最低6年間維持しなければならない。Intelは、ソフトウェア開発者らに対し、自社のコンパイラがIntelチップと非Intelチップを区別しており、非Intelチップのすべての機能に対応しているわけではないことを開示する必要がある。またIntelは、自社のソフトウェアをIntel以外のコンパイラで再コンパイルしたいと考えるすべてのソフトウェアベンダーに対し、払い戻ししなければならない。

 今回の和解は、これまでの訴訟でIntelに課された条件や制約の範囲を超えるものだが、FTCは、同社に革新や競争を続ける余地は残すものになっていると考えていると述べた。

 FTC委員長Jon Leibowitz氏は声明で、「今回の訴訟は、最も変化の激しい業界における最も強力な企業に対しても、FTCが積極的に反競争的行為を是正するつもりがあることを示すものである」と述べた。「この和解を受け入れることにより、われわれは今日の競争への門戸を開放し、今から何年もかかる最終判決では得られなかったかもしれない形で、Intelの反競争的行為を解決する。Intelを含め、すべての人々が、今後の方向性に関する規則についてより明確に理解することになる。これにより、この変化の激しい業界におけるすべての企業が前進し、より優れた革新的な製品を開発することができる」(Leibowitz氏)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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