ビズリーチは8月4日、クーポン共同購入サービス「LUXA(ルクサ)」を開始した。
LUXAは、飲食店やリラクゼーション施設などの割引クーポンを共同購入できるサービス。クーポンは1エリア1商品のみ販売。販売期間を24〜72時間程度に限定。販売期間内に一定数の購入希望者が集まれば成約となり、全員がクーポンを購入できる。ビズリーチは成約時のみクライアントから手数料を徴収する。手数料は商材などにより成約額の30%〜50%程度にするという。
まずは東京エリアからサービスを開始。8月6日からは横浜、8月17日からは仙台でそれぞれサービスを開始。主要都市を中心に順次全国までサービスを拡大する。店舗営業については、仙台エリアを含めて当面自社で行う。
すでに国内で約20社が参入し、“乱立”の様相を呈するクーポン共同購入サービス。ビズリーチ代表取締役の南壮一郎氏は「これまでクーポンサービスを提供してきたのはシステム会社や小売りの会社。我々の前提にあるのは、求人サイト『ビズリーチ』のユーザーに対するサービスからスタートしたことだ」と他社との違いを語る。
同社の運営するビズリーチは、年収1000万円以上の求人を取り扱う有料求人サービス。現在、会員は3万5000人を超える。その会員から、「クレジットカード会社のように、会員向けの優待サービスはないのか」といった打診が増えてきたのだという。またその一方で、年収1000万円以上という属性を持つ会員に向け、商材のプロモーションをしたいという企業からの声も多かったことから、両者をつなぐサービスとしてLUXAを立ち上げるに至ったという。
ターゲットにするのは同社会員をはじめとしたネットリテラシの高い、高収入のビジネスパーソンと、情報感度の高い20代後半〜30代のOL。「LUXAは高所得層に商材を出せることが売り。営業面でも有利だと聞いている。また、求人サイトのビズリーチでも商材の告知ができる」(南氏)。またターゲットの属性についても、「OLについては他社でも(リーチ)できるが、高収入ビジネスパーソン(へのリーチ)は我々しかできない」(南氏)と自信を見せる。
同社では2011年1月に20万ユーザー、2013年1月には100万ユーザーの獲得を見込む。
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