日本シー・エー・ディーは8月3日、不正接続検知、排除システム「IntraGuardian2」の上位モデルとなる「IntraGuardian2 EX」を発表した。同日より受注を開始し、9月1日より出荷する。
IntraGuardian2は、社員の私物ノートPCなどのいわゆる「持ち込みPC」が、無許可で社内ネットワークへ接続される「不正接続」を防止するためのアプライアンス。シンプルな機能と設置の容易さが特長で、専任のネットワーク管理者を配置できない中、小規模企業や団体をはじめ、チェーン店舗、医療、教育、公共機関などで多く利用されているという。
新モデルとなるIntraGuardian2 EXでは、VLAN方式のひとつである「タグVLAN」に対応。従来製品は、タグVLANで構築されたネットワークの各VLANセグメントに1台ずつ設置する必要があったが、新モデルでは1台で最大16個のVLANセグメントに対応可能となった。例としては、1000人規模の企業、事業所において十数台必要だったものを、新モデルでは1台で処理できるという。設置台数を大幅に削減することにより、導入から運用までトータルで約60%のコスト削減が期待できるとしている。また、クラスB相当(16ビット)のネットワークに対応し、各VLANセグメントあたり最大1万台の端末(MACアドレス)を登録でき、端末数の多い大規模環境でも利用できる。
IntraGuardian2 EXの価格は、8VLAN版が24万円。16VLAN版が42万円となっている。同社では、初年度で500台の販売を目標とする。
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