松山電子計算センター(MCC)と富士通四国システムズ(FJSK)は8月30日、MCCが所有する専門店統合ソリューション「現場主義」を、FJSKが所有するデータセンター(富士通四国システムセンター)のクラウド基盤を活用し、SaaSとして提供することで合意したと発表した。サービス開始は9月1日を予定している。
現場主義は、小売店向けの基幹システムとして、予算管理、発注仕入管理、在庫管理、売上管理、顧客管理などの機能を提供するシステム。直営店舗の商品管理、ネットショップや店舗在庫のリアルタイム管理を実現するという。
現場主義はこれまで、ユーザー先にシステムを導入する形態、およびMCC社内にサーバを設置しアプリケーションを提供する形態で提供しており、7月現在で280社の導入実績があるという。今回、富士通四国システムセンターのクラウド基盤を活用し、SaaSとして提供することで、PC1台からの利用が可能となり、より低コストで導入できるようになるという。また、業務量の拡大や利用ユーザー数の増加にも柔軟に対応できるほか、顧客管理、ネットショップなどのオプション機能だけを利用したり、オプション機能を自由に組み合わせての利用、利用開始後の機能拡張も容易に行えるという。価格は月額3万5000円からで、利用ユーザー数単位の設定となる。
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