米アマゾン、Facebookの情報に基づいたプレゼント提案サービスを開始

文:Lance Whitney(Special to CNET News) 翻訳校正:緒方亮、長谷睦2010年07月29日 11時32分

 Facebook上の大好きな友達にぴったりの贈り物を探したい人のために、米Amazon.comとFacebookが連携した新サービスが始まった。贈る相手のFacebookのプロフィールを見た上で、その相手にふさわしい商品をAmazonがアドバイスしてくれるというものだ。

 この新サービスはオプトイン方式をとっており、米国時間7月26日にベータ版が立ち上げられた。同サービスでは、友達の好きな映画、音楽、書籍など、その人のFacebookアカウントからわかることを確認し、友達へのプレゼントを提案する。まだ、自分へのプレゼントを買いたい気分の時には、Amazonがその人自身のプロフィールを見て、興味を持っていそうな商品を提案してくれる。

 Amazon.comのおすすめページに行くと右側に「Tap into Your Facebook Network」(Facebookネットワークを利用)という枠が表示されるので、そこにある「Sign in and Connect」(サインインして接続)と書かれたボタンをクリックすると、このサービスを試すことができる。Amazonのアカウント情報を確認すると、サービスを説明するポップアップ画面が開き、Facebookへ接続するよう促される。

 Facebookのページではプロフィールの基本的情報、友達リスト、友達のプロフィール情報など、Amazonにアクセスを許可する内容が通告される。これを承諾(オプトイン)すると、Facebook上の友達の間で人気がある商品や、ユーザー本人の関心に基づいた自分用に購入したいであろう商品が、Amazonによっておすすめページに表示される。

 また、ページには誕生日を控えている友達のリストが表示されるため、当面の買い物リストに誰を載せておけばいいのかもわかる。さらに友達全員をリスト形式で一覧することも可能だ。友達の名前をクリックすると、Facebookからの情報でその人の関心事とお気に入りのアイテムが表示されるので、適切なプレゼントを選ぶのに役立てられる。もちろん、その商品はAmazonで購入可能だ。

 Amazonに友達のウィッシュリスト(日本名「ほしい物リスト」)がある場合は、それを見ることもできる。ただ、筆者が試してみたところ、これにはちょっとした制約があることがわかった。AmazonはFacebook上の友達のほしい物リストを見つける際、名前だけを手がかりにするのだ。このため、友達が一般的な名前で詳細な情報がほとんどない場合、適切なリストを見つけるまで、たくさんのリストをかき分けなくてはならなくなるだろう。

 明確なプライバシー上の懸念をAmazonは認識しており、アカウント情報や購入履歴をFacebookに提供しないことや、Facebook上の友達にAmazon側から連絡を取らないことを確約している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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