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高給、資格過剰が転職の障害になるとき--転職先の採用責任者を安心させるには

文:Toni Bowers 翻訳校正:石橋啓一郎2010年07月21日 08時30分
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 自分の職種に対して十分以上の資格を持っており、高給を得ているのであれば、転職先を見つけるのは簡単だと思うかも知れない。それらの事実は結局のところ、今の会社があなたを認め、高く評価していることを示しているのだから、他の会社もあなたを雇うことのできるチャンスに飛びつくはずではないか。

 ところが、わたしが最近2人のTechRepublicのメンバーから受け取ったメールは、これが必ずしも正しくないことを示している。最初のメールは、次のようなものだ。

 わたしは今、業界標準よりも高い給料をもらっています。

 しかし、この仕事はわたしにプロフェッショナルとして、また個人としての満足感を与えてくれません。

 求人に応募すると、人事担当役員が最初にわたしに電話をしてきます。その役員が今のわたしの給料を聞くと、その給料は彼らの標準よりも高いと言います。彼らは技術マネージャーと相談してから折り返し連絡すると約束するのですが、決して連絡してくることはありません。わたしは本当にうんざりしています。

 わたしはどう対応すべきなのでしょうか?人事担当役員にどう言うべきなのでしょう?

 2通目のメールはこうだ。

 たった数カ月の間に2度も、わたしは応募した職に対して資格過剰だと言われました。わたしには、資格過剰が問題になる理由が分かりません。企業はなぜ、自分の金から最大の利益を得ようとしないのでしょう。例えば、提示する給料に対して、もっとも条件のよい人を雇えばいいと思うのですが。

 ひどい話だが、現在の給料が高すぎる候補者や、資格が過剰な候補者が、採用責任者をひるませることが多いというのは事実だ。採用責任者は、資格過剰な候補者を雇うと、その人が仕事に飽きてしまったり、給与に満足できなかったりして、数カ月のうちに会社を辞めてしまい、また求人プロセスに時間とコストを割かなくてはならないのではと恐れているのだ。彼らの目には、あなたがその職を、他にもっとよい職が見つかるまでの腰掛けだと考えているように見えている。

 また一部の採用責任者は、あなたの能力が彼らの能力と同じかより高い場合、脅威を感じるかも知れない。彼らは、あなたの最初の仕事は、彼らに取って代わることだと思う可能性がある(訳注:米国では、新規採用者の直接の上司となるマネージャーが最終的な決定を行う採用責任者となるのが一般的)。

 では、給料が高く、資格が過剰な人が、職を得るためにはどうしたらいいのだろうか。

正直になること

 特に、最初に自己紹介をすることになる添え状で、あなたが資格過剰に見える職を求める理由を説明すべきだろう。応募する職について、長期的なキャリアのゴールに沿うものである、よりよいワークライフバランスが得られる、今やっていることよりも意義のある仕事をするチャンスが得られるなどといったことに触れるといい。

 もし給料が問題なのであれば、今の給料は応募する職で期待されるものよりも高いが、今の仕事の内容に満足していないと説明するといいだろう。毎日出社したくなるようなことのためには、喜んで何かを諦めると説明することだ。

上司の地位を脅かすことはしないと明言する

 多くのマネージャーは、自分よりも優秀な人材を雇うことには及び腰だ。彼らの心中には、あなたが彼らの地位を狙っているのではという心配がある。添え状と面接で、あなたが求人の対象となっている地位の範囲を理解しており、上司に求められない限りそれを超えるつもりはないことを明らかにしておくといいだろう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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