ネットブック「Eee PC」のメーカーがコンピュータ分野で主要企業の仲間入りを果たした。
IDCによると、ASUSTeK Computerは2010年第2四半期、世界市場の5.3%にあたる430万台のPCを出荷したという。台湾に拠点を置く同社のPC出荷台数は、同四半期中に84%成長し、初めて東芝と並んだ。両社は同四半期、PC販売においてHewlett-Packard(HP)、Dell、Acer、Lenovoに続く、5番目の位置につけた。
ASUSは、PC分野における主要プレーヤーとして、かねてから成長しつつあった。米CNETが2009年秋に報じたとおり、ASUSは自身を次のAcerと位置づけ、部品メーカーから始まり、世界各国に展開する家庭用PCメーカーへと転身しようとしていた。ASUSは各地域で存在感を示しているが、アジアに続き、欧州、中東、アフリカ地域に特に注力している。
ASUSは依然として世界最大のマザーボードプロバイダーであるが、ネットブックが2008年に大ヒットし、Eee PCが市場で最も安価でスタイリッシュなウルトラポータブルPCの1つと認められて以来、消費者からの注目を集め始めている。HP、Dell、Acer、Lenovoなどの企業が、ネットブックにおけるASUSの成功を追うように、自社のネットブックやミニノートPCの開発を始めた。
IDCによると、PC市場全体は2010年第2四半期に22%成長したという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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