現時点では、各サードパーティーによる有料サービスオプションはすべて、その企業のサイトで処理されるが、Libin氏は、2010年中にリリースするバージョンでは、支払いシステムを搭載し、ユーザーはアプリケーションを離れなくてもよいようになると述べた。また同社は、サードパーティーが収益を上げられるように、Trunkに収益分配とアフィリエイトプログラムを追加することも計画している。
新機能に加えて、Trunkは、「branded notebooks」と同社が呼ぶ、コンテンツプロバイダー向けの場所としての役割も担う。これは、California Home and Design、BlackBook、O'Reilly's MakeなどのパブリッシャーによるEvernoteファイル形式の記事や特集のようなメディアコンテンツであり、ユーザー自身のEvernoteメモととともに参照することができる。Libin氏はこれを、ユーザーが「専門的なコンテンツに(ユーザー)独自の考えや記憶を補足する」ことのできるものだと説明した。
新しいTrunk機能とbranded notebooksに加えて、Libin氏は、グループによる共同作業の新しい方法を発表した。Evernoteでは、共有アイテムを単一のフォルダにまとめ、異なる場所にいるユーザーが最も新しいバージョンを参照できるようになる。Libin氏はこれを、Evernoteを企業や教育関連ユーザーに対してよりフレンドリーなものにするための次なるステップの1つであると説明した。
将来的には、セマンティック解析ツール、テンプレート、教育ツール、さらにはゲームもTrunkディレクトリに追加し、外部のソーシャルネットワークとの統合も強化する予定であるとLibin氏は述べた。「Trunkはソーシャルウェブへのかけ橋である」とLibin氏は述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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