カリフォルニア州サンフランシスコ発--Evernoteは米国時間7月14日、同社事業の次のフェーズとする「Evernote Trunk」を発表した。
Trunkは、サードパーティーサイトの目録であると同時に、Evernoteサービスに統合して機能を追加することのできるツールの集合でもある。当地でこの新機能に関する記者会見を開いたEvernoteの最高経営責任者(CEO)であるPhil Libin氏によると、Trunkは本質的にはアプリケーションストアではなく、Evernote自体ができなかった機能を他企業がより容易に製品へ追加することを可能にするものであるという。
Libin氏は、2000を超えるパートナーが同社のAPIを利用していると述べた。しかし、Trunkはローンチ時、67企業からの100アイテムのみを含む予定である。これらのアイテムはカテゴリに分類され、モバイルとデスクトップの両方のウェブユーザー向けに提供される。
このビルトインのディレクトリは14日、EvernoteのWindows版、Mac版、およびウェブ版に導入され、その後すぐに「iPad」「iPhone」「Android」「BlackBerry」のクライアントにも提供される。初期パートナーには、自社ソフトウェアに「send to Evernote」(Evernoteへ送信)オプションを追加したNitro PDF、自社ユーザーが同サービスにメモをエクスポートできるようにするためにEvernoteと共同で作業を進めているSeesmic、音声メモをテキストに変換してユーザーのEvernoteライブラリに保存できる音声テキスト変換サービスを提供しているDial2Doなどがある。
これらの機能のいずれかを追加したい場合や、単にサードパーティーのEvernote統合サービスを閲覧したい場合、ユーザーは新しいTrunkボタンをクリックするだけでよい。するとEvernoteアプリケーション内でディレクトリが開かれる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス