ディズニー、「iOS」アプリ開発企業Tapulousを買収

文:Josh Lowensohn(CNET News) 翻訳校正:編集部2010年07月02日 09時26分

 TechCrunchの報道によると、開発およびパブリッシング企業であるTapulousがDisneyに買収されたという。米CNET Newsも独自の情報筋によりこれを確認した。

 カリフォルニア州パロアルトを拠点とするTapulousはおそらく、「Tap Tap」シリーズ、「Riddim Ribbon」、Twitterアプリケーション「Twinkle」などのiOSアプリケーションで最もよく知られている。Twinkleは、ジェイルブレイクアプリケーションからApp Storeの正式アプリへと大きく進化した。

 Tapulousが開発したアプリは、Appleの広告や基調講演にも何度か登場している。たとえば、Appleの最高経営責任者(CEO)であるSteve Jobs氏は「iOS 4」の基調講演で、Tap Tapゲームを使用して、初めてマルチタスキングを披露した。

 同開発スタジオは、特に音楽の面において、大規模な企業の傘下に入ることによる恩恵を受けそうである。同社のTap Tapゲームでは、さまざまなライセンス保護された音楽を使用しており、DisneyにはDisney Music Groupという独自の音楽子会社が存在する。Tapulousが今後、同社のアプリに使用できそうな、Disneyの著名なフランチャイズやキャラクターも存在する。

 この買収に関するコメントや確認を求めたが、TapulousとDisneyから直ちに回答を得ることはできなかった。

 米国太平洋夏時間午後5:02更新:Tapulousの共同設立者で最高経営責任者のBart Decrem氏は、同社ブログで報道を認めた。

 われわれは、Disney Interactive Media Groupの一員として、より多くのゲームをより早く、世界の主要エンターテインメント企業のリソースを活用しながら開発する予定だ。音楽とゲームが交差する場所にあるようなアプリケーションの開発を継続する。しかし、モバイルソーシャルエンターテインメントにおける新しく、エキサイティングな分野にも進出する予定だ。われわれは、新しいアプリケーションのアイデアで文字通りあふれている。

 また、Decrem氏は、 App StoreにおいてTap Tap Revengeソフトウェアのダウンロードが3500万件以上に達したこと、そして楽曲が10億回再生されたことを明らかにした。

 Disneyもプレスリリースにおいて報道を認めるとともに、Decrem氏とTapulous共同設立者で最高執行責任者(COO)を務めるAndrew Lacy氏がDisneyのInteractive部門での職務に従事することを明らかにした。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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