独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)と一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)はこのほど、S2 Securityが提供しているアクセスコントロールシステム「S2 Netbox」に認証が適切に行われない脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。
今回の脆弱性の影響を受けるシステムは、「S2 Netbox 2.5/3.3/4.0」。また、S2 Netboxをもとに開発されている「Linear(旧 IEI)eMerge」と「Sonitrol eAcess」も同様に脆弱性の影響を受ける。この脆弱性が悪用されると、ログやバックアップなどのデータへ不正にアクセスされる可能性がある。
また、バックアップに含まれているパスワードを解析することで、管理者の権限を取得される可能性がある。S2 Securityではこの脆弱性を解消する最新版を公開しており、該当するユーザーはS2 SecurityまたはLinear LLCのカスタマーサポートに問い合わせるよう呼びかけている。
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